※基本のベースオイル
マッサージオイルをつくるときに基材(ベース)となる植物性の油脂の総称です。
肌の奥深くに精油が浸透するのを助けることから、キャリアオイルとも呼ばれます。
ベースオイルにはたくさんの種類があります。それぞれ性質、色、粘り気、浸透性に差が
あって、実にバラエティ豊かです。肌の状態などによって軽いタイプと重いタイプの
ベースオイルをブレンドする場合もあります。
アロマテラピーでは植物基材を使うことが原則で、ベースオイルとしては
植物性油脂を使います。
☆ホホバ油
皮膚の保護作用にすぐれたオイル、全身のマッサージ、ヘアケアなどに用いる。
一般の植物油より酸化しにくいのが特徴。
初心者向きのキャリアオイル。
☆マカデミアナッツ油
人間の皮脂に含まれるパルミトオレイン酸が全体の20%を占めるため、皮脂に最も
近いオイル。
☆スイートアーモンド油
皮膚の軟化作用、栄養補給にすぐれ、皮膚になじみやすい。なめらかな感触をもっているので
全身のマッサージに用いることが多い。
☆グレープシード油
ブドウの種から作られるほとんど無色ないし薄黄色のオイル、軽いさっぱりとした感触をもち、
顔にも全身のマッサージにも適している。
☆椿油
皮膚によく浸透し、すぐれた皮膚軟化作用をもっている。安定性が高く、酸化しにくい特質をもつ。
フェイシャル、ヘアケアに用いる。
☆小麦胚芽油
ビタミンEを含む。血液の循環をうながし、ホルモンのバランスを整える。
酸化防止のために、他の植物油に10%程度の割合でブレンドされることも。